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- 「ツナグ」の続編が読みたい人
- 人と人の縁がつなぐ出会いや想いに興味がある人
- 人の温かさを感じる物語が読みたい人
前作よりもさらに縁を感じ、感動を巻き起こす「ツナグ 想い人の心得」を紹介します。
前作「ツナグ」についてはこちら↓
あなたなら誰に会いたい?「ツナグ」のあらすじ・感想「ツナグ 想い人の心得」とは
誰が書いたの?
・著:辻村 深月
・出版社:新潮社
100万部超えのベストセラー「ツナグ」の待望の続編です。
「ツナグ 想い人の心得」のあらすじ
僕が使者(ツナグ)だと打ち明けようか――。死者との面会を叶える役目を祖母から受け継いで七年目。渋谷歩美は会社員として働きながら、使者の務めも続けていた。
「代理」で頼みに来た若手俳優、歴史の資料でしか接したことのない相手を指名する元教員、亡くした娘を思う二人の母親。切実な思いを抱える依頼人に応える歩美だったが、初めての迷いが訪れて……。
心揺さぶるベストセラー、待望の続編!
新潮社ホームページより引用
「ツナグ 想い人の心得」を読んだ感想
続編を家に置いておくと、小学5年生の娘が先に読んでいました。「続きが早く読みたい!!」と次がある終わり方なのかなと匂わせるので私も気になってすぐに読み始めました。
前作よりも親子のつながりを描く話が多く、感情移入をしてしまい、涙なしには読めなかったです。
特に母の心得は、子どもを持つ自分にとても刺さりました。
“母親って、自分の子どものことはなんでも自分に責任があるんじゃないかって、そんなふうに思うものなのかな”
主人公の問いかけに「そうなんだよ。」と答えたくなる自分がいました。
自分の子どもが先に亡くなるなんてどれ程辛いだろうと考えるだけで胸が苦しくなります。
それでも辛い終わりではなかったのはよかったと思いました。
大事な人と、同じ時間に存在できるということがどれだけ幸せなことかを改めて感じさせられました。
前回の7年後を描いており、主人公・歩美の成長も描かれています。
全部読んで、娘が気になっているのは歩美のことだなと思いました。
娘は親子の絆より歩美の今後が気になるよう・・・。
続編だと何となく展開が予想できて、予想より拍子抜けする作品もありますが、「ツナグ」は、続編の方が色々な死者に会いに行くので面白いです。
前作の「ツナグ」は、ツナグという使者の仕事を理解するのに読んで欲しい1冊です。続編からでも楽しめますが、続編を読む前には、前作の「ツナグ」を読んだほうがより一層楽しめます。
主人公だけでなく、前作に登場した人物も登場し、時の流れも感じられます。
人と人の縁や、大事な人と過ごす時間の大切さを再認識させられます。
日常を何となく過ごしている方、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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